前回は、自律神経失調症でみられる代表的な症状についてご紹介しました。しかし、症状が当てはまるからといって、自律神経失調症と判断することはできません。
例えば、動悸は心臓や甲状腺の病気、めまいは耳や脳の病気、強いだるさは貧血や感染症などが原因となっていることがあります。そのため、まずは必要な診察や検査を受け、症状の原因を確認することが大切です。
また、突然の激しい頭痛、胸の痛み、失神、片側の手足の動かしにくさ、ろれつが回らない、強い息苦しさなどの症状が現れた場合は、自律神経失調症と考えず、速やかに医療機関を受診してください。
自律神経失調症と呼ばれる状態では、症状が強い日と軽い日があるなど、体調に波がみられることも少なくありません。このような変化は決して珍しいことではなく、天候、疲労、睡眠不足、ストレスや緊張する予定などが影響している場合もあります。日々の体調や生活状況を簡単に記録して振り返ることで、自分なりの傾向が分かり、症状への対処につながることがあります。


