秋になると、だるさ、頭痛、眠りの浅さ、食欲の変化などを訴える方が増えます。これらは「自律神経失調症」と呼ばれる状態でもありますが、「うつ病」などの心の病気でも起こりうる症状です。そのため、症状名だけで両者をはっきり分けることはできません。
自律神経は、心と体の状態の影響を受けます。強い不安や緊張が続くと動悸や胃の不快感が出ることがありますし、体調不良が続けば気分が落ち込みやすくなります。体の症状と心の症状は別々に存在するものではなく、互いに影響し合っています。
うつ病では、気分の落ち込みや、これまで楽しめていたことへの興味・関心・喜びの低下が中心となり、睡眠、食欲、集中力、疲れやすさなどの変化が加わることがあります。ただし、表れ方には個人差があり、悲しさよりも体の不調や強い疲労感が前面に出ることもあります。


