「不安症はなぜ起こるのですか?」という質問を、診療のなかでよく受けます。
現時点では、不安症の原因はひとつではなく、さまざまな要因が重なり合って発症すると考えられています。ストレスや生活環境、もともとの体質、過去の経験などが複雑に影響し合うことで、不安が強くなっていくことがあります。
たとえば、仕事や学校での負担、人間関係の悩み、家庭内の問題、病気やけが、睡眠不足などは、不安症のきっかけや悪化要因になり得ます。また、もともと心配性の傾向がある方や、過去につらい体験をしたことがある方では、不安を感じやすくなることもあります。
不安症は、本人の性格や気持ちの弱さだけが原因で起こるものではありません。さまざまな要因が積み重なって生じる、誰にでも起こり得るこころの不調のひとつと考えられています。


