マインドフルネスとは、「今、この瞬間の自分の心や体の状態に気づき、それを評価せずに受け入れる」ことを指します。仏教にルーツがありますが、現在では医療や教育の現場でも幅広く使われています。
近年、うつ病や不安障害などに対してマインドフルネスが効果的であることが、医学的な研究でも示されています。実際に、欧米では治療にも取り入れられており、日本でも注目度が年々高まっています。
なぜマインドフルネスが有効なのかというと、人の心は「過去の後悔」や「未来の不安」にとらわれがちだからです。マインドフルネスでは、「いま、この瞬間」に意識を向けることで、思考の暴走を止め、落ち着かせることができます。
たとえば、呼吸に意識を向けてみる。たったそれだけで、脳の中の「不安を作る部分」の活動が鎮まり、気持ちが落ち着いてきます。続けることで、ストレス耐性が高まり、集中力もアップすると言われています。