ストレスとは、心や体にかかる負担のことです。学校のテスト、職場でのトラブル、家庭内の人間関係など、私たちは日々さまざまなストレスと向き合っています。ストレスがかかると、脳や体は「戦うか逃げるか」のモードに入り、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経とは、心臓の鼓動や呼吸、体温調節などを自律的(automatic)にコントロールしている神経です。これが乱れると、頭痛、胃の不調、不眠などの身体的な症状が出るだけでなく、不安感やイライラといった心の症状にもつながります。
特に日本では「我慢が美徳」とされがちで、つらさを抱えたまま頑張ってしまう人が多い傾向にあります。ですが、ストレスは「悪者」ではありません。適度なストレスは集中力ややる気を引き出す原動力になりますし、問題があると気づかせてくれるサインでもあります。
大切なのは、ストレスとうまく付き合い、ためこまない方法を身につけることです。そのための有効な手段のひとつが「マインドフルネス」です。