医療機関では、症状の種類だけでなく、発症時期、日内変動、睡眠、食欲、体重、月経や更年期との関係、服薬、仕事や家庭での負担などを確認します。動悸やめまいなど身体症状が中心の場合は、必要に応じて内科等も併せて受診する必要性について検討します。心療内科では、身体症状と生活上のストレス、気分や不安の状態を合わせて考えます。
「自律神経失調症」は、日常で広く使われる言葉ですが、すべての症状を説明する一つの確定した病名ということではありません。そのため、受診時には「自律神経失調症だと思う」とだけ伝えるより、「朝にめまいが週4回ある」「眠りが浅く、仕事に遅刻しそうになる」など、具体的な内容を伝えるほうが役立ちます。
症状が続いている、仕事や家事に明らかな支障がある、体重減少や強い動悸がある、眠れない状態が続く、気分の落ち込みや不安が強い場合は、早めに相談してください。一方で、もし、急な胸痛、失神、片側の麻痺、ろれつが回らないなどがある場合は、心療内科を受診するのではなく、救急外来等への受診することが必要であることには注意しましょう。


